Windows of New York - 窓に魅せられた人
サイトその後どうなっていったのか話の第2弾です。
Windows of New York は、2013 年頃に話題になったサイトでした。キャプチャだけして、このサイトの持つ特異さからトレンドレポートなどではピックアップしないまま今に至っています (良い意味でです)。
2013 年頃の Windows of New York窓ばかり掲載するサイトというと珍しい趣味と思われるかもしれませんが、世界には窓の写真ばかり撮る人というのもいて、どうやら窓が好きという人は一定数はいるようなのです。例えば、このサイト。写真家の Andre さんは、窓やドアの写真を撮りまくっています。
窓には人を惹きつける魅力があるのでしょう。そういえば、世界最大のシェアを誇る商用 PC 向け OS である Windows も窓でした。もしモチーフが窓じゃなかったら同じだけヒットしたのでしょうかなどと考えてしまいます。
話を戻しますと、このサイト、その後もずっと更新が続き、2017 年頃で一旦更新がストップしているようでした。ただ、サイト自体は公開されており、アーカイブを見ることが出来ます。大変に縦長のページとなっており、全体像をキャプチャすることは叶いませんでした。
2019 年の Windows of New Yorkこのサイトは、イラストコンテンツであり、一つ作るのも大変そうだとは思いますが、今後も更新していってほしいコンテンツの一つです。僕は個人の人がひたすら何かを集めたり、作り続けていくタイプのコンテンツに弱く、もし可能であればその更新によって作者が最低限生活できるくらいゆとりがある世の中になってくれたらなあと切に願っています。
Windows of New York は、メキシコ人デザイナー Jose さんが作っています。彼の個人サイトはこちら。
Web サイト上にも彼のプロジェクトとして、Windows of New York が掲載されています。
2019 年の José Guizar の画像今後も更新されるといいなあと願ってこのアーティクルを終わります。
UI Sketch
AUTHOR

原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。