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はじめてのフロントエンド本 韓国語版は、やはりパンダ本だった

2019-04-06

何ヶ月か前に、書籍「はじめてのフロントエンド開発」の韓国語版が出るという情報を知ったのですが、その後、表紙くらいしか情報を確認できないまま今に至っていたのですが、追加情報をゲットしたので書きます。

React,Angular,Vue.js,React Nativeを使って学ぶ はじめてのフロントエンド開発

韓国版の書籍が売っているサイトがいくつか検索で見つけることができたので、そのうち一つをピックアップしてみます。以下の Aladin というサイトは結構情報が細かく掲載されていました。

韓国版の書籍が売っているサイト

表紙は、日本語版と比べて、配色は似ているものの、テイストは随分異なります。 赤いトレーナー的なものを着た人のイラストが表紙に描かれており、この方が一段ずつフロントエンド開発の階段を登るというコンセプトなようでした。個人的には日本語版と同じデザインでいってもらえたらありがたかったのですが、国が違えばデザインの意味合いも違うということで、パンダを本の表紙にすることに抵抗があったのかもしれません。

一点、階段のイラストにて、第一歩目が React Native となってしまっており、結構ハードルが高い一歩となっている点が気がかりです。書籍の順番としては、React から始まっているので、上から順に並べたところ、このようなイラストになったのでしょう。僕はこれまでこの表紙しか知らないで今日に至ったのですが、上記サイトではサンプルで書籍の中身を見ることも出来、それによると今まではわからなかった裏表紙とかも判明しました。

韓国版の中身

ちなみに、チラ見コーナーで見ることができるページでは、本文ではパンダのイラストが使われていることが確認でき、安心しました。 本書籍の著者は、Okachi.js という御徒町を会場とした勉強会の参加メンバーを中心に構成されているため、御徒町に近い上野にちなんで、上野のパンダというイメージからパンダをキャラクターとして採用しています。このことは「はじめに」で触れてはおりますが、「はじめに」をちゃんと読む人というのはあまりいないため、何故パンダ本なのか謎いということになっております。

いつか韓国語版の実際の紙の書籍も入手してみたいです。


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    AUTHOR

    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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