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Web デザイントレンド in OSAKA をより楽しむためのキーワード (1)

2019-03-05

Web デザイントレンド in OSAKA タイトル

今までは Greative という名前で活動してきたのに、 KANSOCK INDUSTRIES という屋号で活動しはじめたため、まだ言い慣れない原です。

3/10 (日) に Web デザイントレンド in OSAKA が開催されます。Web デザイントレンドセッションは、毎年 (もしくは半期に一回) 海外で話題になった Web サイト、グローバル 500 系企業、上場企業約 3,400 社、自治体 1,700 サイトを定点観測して傾向を発表するというセッションで、もう今年で 12 年を迎えます (ただし、定点観測を始めたのは2009年からです)。自分のストレージに溜まっている各種キャプチャもエラい量になっています。

ありがたいことに毎年開催させていただいており、今年でなんと 8 年目となるそうです。すごいですね。基本的に大阪版は、CSS Nite Shift の再演版ではありますが、登壇メンバーが異なるのと、時期が微妙に違うので別の内容になることが多々あります。

さて、一つのテーマのセッションがこれくらい長く続くと、前回までのセッションのコンテキストというものがどうしても発生してしまいます。 そこで、今回から今まで登場した独自のキーワードについて解説しつつ、おさらいをしてみましょう。

Web デザイントレンドセッションでは、トレンドリサーチの過程で発見した現象について、キャッチーな名前をつけることがよくあります。元々名前がついているけど難しい名前だったものもあれば、発見した当時特に名前がついていなかったものもあります。本セッションではそれを流行らせようという意図はありませんが、積極的に様々な現象に名前をつけていっています。

フッター山 (やま)

フッター山
愛別町の Web サイト

Web デザイントレンドセッションでもっともウケたトレンドキーワードは、「フッター山」でした。フッター山を Web デザイントレンドセッションで最初に取り上げたのは、2014年頃です。その前にもこの様式は存在していましたが、この名前を与えるに至っておりませんでした。

フッター山とは何かというのをあえて定義すれば「自治体サイトなどでみられるフッターにある山」ということになります。 これはキャプチャを見ていただければ一目瞭然ですが、自然を感じさせる印象を与えつつ、ページ全体に締まりを与えることが出来るため、非常に便利なオブジェクトです。

キャプチャとして紹介しているのは、愛別町の Web サイト です。以前はトップに戻るボタンとして「あいちゃんマン」という魅力的なキャラクターがいたのですが、ある時期からいなくなってしまいました。復活が望まれます。

派生系として、ヘッダーに山を配置する「ヘッダー山」や街を配置する「フッター街(がい)」というスタイルもあります。フッター山は日本独自の Web デザイン文化として誇っていいトレンドだと個人的には思います。

フッター山のスタイルは、近年、上場企業にも取り込まれています。例えば、ほぼ日刊イトイ新聞 にもフッター街が見られますし、上場企業サイトでも 2017 年以降数多く見られるようになりました。


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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