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落選したと思っていた Nreal の ARJAM アワード 3 位を受賞した話 (0) 受賞報告編

2022-11-20

前回の記事では、 Nreal 社が開催した AR/MR コンテンツのグローバルアワード ARJAM に応募したが Milestone 1 で落選しましたという報告をしました。

6月27日から7月27日までの一か月間の間に「アイデア/ピッチ」から「プロトタイピング」そして最終ビルドを提出する「ファイナルビルド」を行うというもので、アワード自体の概要は前回の記事に記載していますので、そちらをご覧ください。

最初の「アイデア/ピッチ」に関する Milestone 1 で受賞を逃したということで、もうこのアワードへの自分の挑戦は終わったかなと思っていたのですが、11月3日に Nreal 社の公式Twitterより最終Winnerの発表があり、それによると僕が開発した「Untei」は「At Home & Fitness」部門で3位を受賞したとのことでした。

どうやら Milestone 1 の受賞者しかファイナルに行けないわけではなく、 Milestone ごとの受賞者がいるというスタイルで僕は早とちりをしていたのでした。

最終 Winner は応募カテゴリ 5 部門につき 1 位から 3 位でそれぞれ 1 名ということで、ギリギリの受賞だったのでした。(Milestone 2 の発表はどうなっちゃったのでしょうか)

最初は受賞を信じられず、誤掲載の可能性も考えられるためしばらく待ってから自分の Twitter で発表しようと思っていましたが、しばらく経っても情報は変わらなかったため、Twitter にも掲載しました。

その時の僕の感想ツイートもピックアップしておきます。

このときはまだ半信半疑。他の作品のスクリーンショットとか見ると自分が通ったのは奇跡に近い感じだったし。

金朝ツメトギ も1年くらい続けて成果出ず、この運動も消えていくのかなとか思ったりしました。報われた瞬間です。

アワード受賞したものの、まだまだ完成度が低すぎなのでリリースまで続けてみます。

今回作ってて思ったポイント。高い描画性能だけでなく、デバイスがどう世界を認識できるかって結構重要だなと。

日本の Nreal 社の広報らしき方からもお祝いメッセージいただき、決意を新たに。

最初に自分で作った MR アプリに表示したオブジェクトに素手で触ったときの感動はなかなかすごいものがありました。この先どんなすごいコンテンツを作っても、この感動を超えられることはないかもとすら思えます。

ということで #金朝ツメトギ シーズン2 開催してます(しかし今週は休んでしまった)!

次回は、Milestone 1 でどんなことをしたか書いていきます!

※ もし Nreal デバイス関連で話聞いてみたいって人や、開発で困っているよって方は気軽にご連絡ください


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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