Webデザイントレンドの大阪版は1年に1回、リクリさんによって開催されてきました。開催時期は例年だと3月くらいになることが多く、2月の時があったり、4月の時があったりと多少の前後することがありました。
今年は現時点では開催されておらず「今年はやらないのかな?」って思われた方もいらっしゃったかもしれません。
報告が遅れて申し訳ありませんが、リクリさんと時期についてずっと計画を練っていました。去年はオンライン開催ということで、時世を考えれば仕方なかったのですが、今年はできればオフライン開催にしたかったのです。
「Webデザイントレンド in 大阪」は内容も独特ですが、来てくださる方や運営メンバーの空気感あってこそはじめて成り立つセミナーであることが、オンライン版をやってみて身に染みてわかりました。あの暖かい雰囲気は代替することができないのです。
問題は開催時期。早いと新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の実施の影響もあり、大人数でのセミナーの開催は難しいです。1月頭の時点ではなかなか日程を割り出すことが難しい状況の中で、この時期なら開催できるだろうという算段で決めたのが5月末の開催でした。
ということで、今年の 「Webデザイントレンド in 大阪」はオフライン開催 にて 5月28日 に行われます。
「Webデザイントレンド in 大阪」は早いもので今年で11回目です。11回目ということは11年間行われてきたということで、これはなかなかすごいことです。来てくださる皆さんや運営の皆さんなくしてはここまでこれませんでした。
今年の「Webデザイントレンドの大阪版」は結構すごいです。順に書いていきます。
オフライン開催がすごい
すでに書きましたが、今年はオフライン開催となります。中央会計さんのセミナールームを使わさせていただきます。このご時世でありがたいことです。オフライン開催なので、この2年会えなかった人とかと会う機会があるかもしれません。会場では「お久しぶりです」なんて挨拶が交わされたらうれしいです。参加者みんなコロナ禍を抜けてこの日を迎えるわけです。
人数を絞った開催がすごい
今回はいつもの「Webデザイントレンド in 大阪」に比べるとちょっと募集人数が少ないです。これはもちろん新型コロナウイルス関係の配慮もあるわけですが、そういった情勢を活かして、多くない人数で濃いセミナーをじっくりとやれたらと思っています。「 オフラインだから聞いてほしい&聞きたい!お悩み・質問相談会+感想戦 」なんていうセッションもあります。
どこよりも早い2022年前半トレンド速報がすごい
例年の「Webデザイントレンド in 大阪」は、CSS Nite Shiftの再演版プラスαというスタイルが例年の構成でしたが、今年は時期的に5月末での開催ということもあり、さすがに時期があきすぎています。そこで今回は春に改めてクロール&キャプチャを行い、2022年前半の世界についてお話しすることにしました。
ソース元は、海外で話題になった約3,000サイト、定点観測しているグローバル企業500社、上場企業3,400社、地方自治体1,700サイトのキャプチャアーカイブ。加えて、昨年から観測をはじめた海外のスタートアップ218サイトとなります。スタートアップカテゴリは以前から要望があったカテゴリの一つで、Y Combinator Top Companies ListとLinkedIn Top Startups 2021から2021年、そして2022年にリニューアルされたサイトを取り上げます。
みんなで、アフターコロナな世界をどうとらえていくか、Webデザイントレンドを見つつ一緒に考えていきましょう。
出演メンバーはいつものとおり、僕と、矢野りんさん、坂本邦夫さん、深沢幸治郎さんです。
Webサイトのデザインに関わる人はもちろん、ディレクションに関わる方やWeb担当者や自治体関係者、エンジニア、発注者、経営者に至るまで幅広くお楽しみいただける、オススメのセッションですので近隣の皆様ご参加お待ちしています! お申し込みは以下のイベントページよりお願いします。
ARTICLES
AUTHOR

原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。