前回は、新型コロナウィルスの影響で開催中止になった大阪版Webデザイントレンドについて経緯を書きました。
今回は、じゃあ実際にどういう感じでオンライン開催するのかという点を書いてみたいと思います。
ビデオを使ったオンラインイベントを行う場合、YouTubeを使うのはどうだろうというのがまず思いつくことでしょう。でも今回はFacebookグループの「動画ウォッチパーティ」という機能を使うという選択をしました。
日本だとこの機能はあまり馴染みがないかもしれないですが、僕は海外ドラマが好きで、以前「ビバリーヒルズ再会白書」というドラマが始まるときに、過去の放映分とかをオンラインで視聴するというイベントがドラマのFacebookグループで盛んに行われていたのを体験していました。
「動画ウォッチパーティ」は、決められた時間にそのFacebookグループに集まり、あらかじめアップロードしておいた動画をリアルタイムで皆んなが見ることができるという機能です。「動画ウォッチパーティ」という名前から、ちょっと「うえっ」ってなっていたのですが、実際体験してみるとなんともいえない一体感があり、興味深かったのを覚えています。YouTubeとかでもLiveがありますが、あれとはちょっと印象が違う感じでよりクローズドな世界観でした。
近年のリアルイベント版「Webデザイントレンド in 大阪」は、1日にぎっしりといろいろの人のセッションが詰め込まれたスタイルになっています。それはそれで一気にいろいろなことを吸収できるというメリットがありますが、オンラインでそれを行ってもまとまった時間がとれず、結構ツライ。
そこで、1セッションずつ毎日配信というスタイルを行うことにしました。ここで重要なことは、初回配信日はリアルタイムで録画してあるセッションを流しますが、当日見れなくても、後日また見ることができるという点です。
その日に待機していないと、申し込んだのに見れないということになるわけではないので、そこはご安心ください。2020年7月31日まで視聴が可能になる予定です。もちろん、当日リアルタイム視聴をするとより皆んなと一体になったイベントを体験できます。
配信スケジュールはこんな感じです。
- 2020年3月30日(月)21時 : 春のWebデザイントレンド55年ぶりお祭りわっしょいスペシャル
- 2020年3月31日(火)21時 : ジンドゥークリエイター デザイン自由自在
- 2020年4月1日(水)21時 : フォントおじさん2020
- 2020年4月2日(木)21時 : Webデザイントレンド 自治体編
- 2020年4月3日(金)21時 : Webアクセシビリティセッション
ちなみに、セッションのスライドは、初回配信後にFacebook非公開グループ内にて共有されます。
具体的なオンライン配信参加の流れについては、下記イベント情報をご覧ください。初の試みであり、どうなるかわかりませんが、今まで大阪版に行ってみたかった人も是非ご参加を検討いただければと思います。(応援トッピング込みだともっと嬉しいです)
イベント情報
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。