毎年振り返りエントリを書いているので、今年も書きます。
2019年はある意味において、飛躍の年でした。
というのも41歳を迎えた2017年、いろいろと思うところと周りの変化があり、このまま就職というものを経験しないで50歳、60歳と進んでいってしまうのはいかがなものかと思うに至り、就職活動というのを行ってみることにしました。フロントエンドからバックエンドへと進んでいったキャリアから更にインフラレイヤーへと進んでみようという技術的関心と重なって Amazon Web Services へ入社したのが2018年のお正月でした (何事もやってみるもんです、40超えの未経験というのをむしろ目指しましょう。ぜひ 40歳は、惑う。 - AERA × ほぼ日 とか読んでみましょう)。そこから様々な経験を積ませていただいて、そこから再びフリーランスとなったのが2019年なのでした。
フリーランスという選択
僕はもともとグレーティブ合同会社 (Greative.GK) という一人会社を5年くらいやっていましたが、就職を期に一旦休眠化、その後それをまた始動させるかどうかと悩んだものの、僕の結論としては一人会社をやるくらいならフリーランスのほうが動きやすいという結論に至っており(数人でやる会社という経験もありますが、それはそれで大変と感じました)、新しく「カンソクインダストリーズ (Kansock Industries)」を立ち上げた次第です。
グレーティブ合同会社は、クリエイティブ (Creative) とグレート (Great) の造語で Greative であり、作るぞ感が満載な命名でした。一方、僕は Webデザイントレンドセッション13年目という活動を続けており、それ以前も何年もWebデザインに関するメディアを運営してきた身ということで、クリエイティブな人とは違う側面もあります。今後も作る方はメインとしながらも「ライフワークとしての観測行為」を自分の根幹に据えた名前にしたいということで「カンソク (観測)」とつけたのでした。
この名前は、2018年の年末には決まっていましたが、諸般の事情により年明けしてしばらくしても最終決定ではありませんでした。そんな中、1月の初詣では成田山に行き、出世稲荷にて今年無事に年末を迎えられますようにと祈ったことを記憶しています。その後、今年の年末を無事に迎えられたため、改めて成田山にありがとうございましたのお礼を行ってきました。
3年目となったPTA会長職
2019年は、今までFacebookなどでは結構書いてきましたが、PTA会長3年目の年でもありました。2018年は入社1年目でなおかつPTA会長ということでなかなか壮絶な感じではありましたが、今年は少しゆとりがありました。おまけに、PTA会長はうちの地区では2年が任期なため、3年やるというのはオーバーワークです。実際ゆとりがあったとはいっても事業立ち上げの年、予定が合わずに参加できない行事とかもいくつかありました。3年やったことで今まで見えなかった視点や繋がりが出来たなあとは思います。
新しい日々のこと
それと、今年はひょんなご縁があり、とあるグローバル企業の中の人になることになりました。中の人といってもフリーランスとして関わるので週の半分くらいのコミットですし、正社員ではありません。ポジション的にはフロントエンドエンジニア / UIデザイナーな人なのですが、これから組織を大きくしていくというところに入ったので、採用や育成に力を入れています。ある意味会社員時代以上に会社員している感じもあり、大きい企業の採用プロセスなんかも経験できて、自分は本当に人とタイミングに恵まれているなあと思う次第です。
あと、英語について。本当は、今年一回くらいは海外カンファレンスにて発表をする予定でした。でも思った以上に多忙な日々になったため、出来ずに終わりました。ただ、英語をやらなきゃとそう思う日々は何かを自分に近づけることにも繋がるもので、関わっている会社にて結構会議でも英語を使う必要が出てきました。来年は英語を結構頑張らないと食いっぱぐれるかもしれないという危機感があり、僕にとっては待ち望んでいたことなのでこの流れに沿って頑張ろうと思いました。
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。