Webデザイントレンドセッションには、出演者がその年のデザインを調査していく過程で気づいた点をちょっと時間をとって紹介するコラム形式のミニセッションがあります。「原の目」「矢野の目」というものです。
「原の目」というのは昨年までは存在していなくて、これは何故かというと今までは構成を僕がまとめていたからで、全体的に「原の目」が分散していると思ったからです。ゲストやレギュラーの方の独自な視点を紹介したいというところから「目」が産まれました。
でも、昨年から矢野さんとのコンビになり、ランキング形式を採用したことである意味構成を頑張るということから開放されると同時に、自分の視点を伝える部分が減りました。そこで僕も「原の目」というミニコーナーを作ることにしました。
ところで、昨年の「原の目」は何だったかというと「緊急情報 2018」という名前で、自治体の緊急情報のいまを取り上げたのでした。この内容は以前書いた記事があるので、Shift 13に参加される方は一読をオススメします。
昨年から少しずつ未来のことについても話したりしているのですが、昨年話した緊急情報は奇しくも2019年により注目されることになります。
2019年は首都圏において近年まれに見る台風災害の年だったと言えるでしょう。僕が住む千葉では特に被害が出ました。全国の自治体には災害発生時の情報発信について先進的な機構を持ったWebサイトが多数存在します。来年以降、首都圏のWebサイトにも様々な仕組みが導入されていくのかもしれません。そんな期待を込め、来年以降も調査を続けたいと思います。
さて、今年の「原の目」は何でしょう。乞うご期待。
イベント情報
- イベント名 : CSS Nite Shift13「ウェブデザイン、行く時代来る時代」
- 日時 : 2019年12月21日(土)13:00-18:30(開場12:40)(終演時間は変更の可能性アリ)
- 会場 : 浅草橋ヒューリックホール 東京都台東区浅草橋1-22-16 ヒューリック浅草橋ビル 2階 HULIC
- 定員 : 330名
- 参加費 : 12,000円(事前決済)
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ここしばらく、CSS Nite 関係のエントリを続けています。今のところは以下の5つ。
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。