キーボードの世界には 60% キーボードというジャンルがあります。
通常のキーボードに比べて 40% ほどキーの数が少ないというキーボードです。
コンパクトキーボードというジャンルも別にあって、こちらはキーの数はあまり減らさずにキー自体のサイズを小さくなどして大きさをコンパクトにしています。
60% キーボードの場合は、キーのサイズはフルキーボードと同じ大きさで、キーの数を減らすことでキーボードの縮小化に成功している製品です。
40% キーが減るとどういうことになるかというと、まずファンクションキーはありません。それにカーソルキーもなくなります。その代わり、フルサイズのキーボードと同じ打ち心地を持ちつつも MacBook 12 インチとほぼ同等の横幅をキープすることができます。
今回買ったのは、IKBC というメーカーの Poker II という製品。メカニカルキーボードです。
キースイッチは、Cherry MX の赤軸を選択しました。よくキーボードマニアな人が「青軸」とか「赤軸」とか「茶軸」とか言っているのを聞いたことがあるかもしれません。
ちなみに、キーの色がカラフルになっていますが、一部キーキャップは入れ替えています。ただ、単体で購入した場合でも Shift
や CTRL
、Alt
のキーはカラフルなキーキャップがついており、入れ替えが出来ます。
サイト上では、何枚目かの写真に、キーキャップを置換した状態が掲載されています。
加えて、いくつか別のキーキャップを換装したのが冒頭の写真です。
使い心地はどう?
肝心の使い心地ですが、実はまだよくわからないというのが正直なところです。こういう系のミニサイズのキーボードは使ったことがなく、まずキー配列に戸惑っているのに加え、最適なセッティングというものも模索中です。
Poker II は、キーボードの裏面にディップスイッチがあり、それによってカーソルキーを右下のキーに割り当てたり CTRL
と CAPS
を入れ替えたり出来ます。今のところ右下にある Enter
Pn
Fn
CTRL
を上下左右のカーソルキーに割り当てました。まだ試しな感じなので、今後慣れとともに変わっていくことが予想されます。
MacBook のキーボードはキーボードカバーをつけないと、少し打鍵音が鳴りますが、Poker II はそれとは異なる感じで少し音がうるさい感じがします。とはいえ、青軸に比べると赤軸はそこまで煩くないと思うので、職場などで使用する場合は問題がなさそうです。
しばらくロードテストしてみて、使い心地をまたレポートしようと思います。
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。