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公式の AWS と Azure のサービス比較サイトは楽しい

2019-07-13

クラウド系の技術では AWS (Amazon Web Services) をメインに長い間取り組んできました。フリーとなった今では、必ずしもクラウドインフラ基盤が AWS ではない環境ということもあります。もちろん、クラウド環境の整備という内容がメインのお仕事であれば、AWS を使わない環境でのお仕事は現状ご遠慮させていただくと思います。

ただし、現在はデザイン〜フロントエンドのレイヤー、特に大規模データのビジュアライズや混みいった UI をなんとかするみたいな仕事をメインとしています。そのため、バックエンドに直接開発者として関わることはありません (とはいえ、バックエンド環境含めた上で全体を考えていきますが)

つまり、インフラ側についてはどれでも構わないということになり、Microsoft Azure とか Google Cloud Platform などをクラウドインフラ基盤として採用している仕事に関わることもあります。

いくら直接クラウドインフラ基盤周りの開発をしないといっても、作業環境を整備するためにはそれぞれの環境に関わる必要があります。大抵の場合は必要最低限な情報をもらえて問題なく作業環境を構築できるのですが、ただ作業環境を構築できただけでは面白くありません (面白くなくてもいいといえばいいのですが)

個人的には、何らかのサービスを使おうとなったら、サービス全体を把握しておきたくなります。僕は全体を把握してから細部をみていくタイプなため、なんとなくでも全体像が見えないものはなかなか理解することが出来ません。AWS については、全部とは言わないまでもサービスの全体像をつかめているため、比較表があると非常に理解がはかどるのです。

Azure については、AWS との公式サイトに比較表があります。

AWS サービスと Azure サービスの比較のページ

AWS サービスと Azure サービスの比較 - Azure Architecture Center | Microsoft Docs

このサイトのタイトルを見ていて、AWS は Amazon Web Services なので、アマゾンウェブサービシーズサービスとなってしまうなあなどと考えてしまいますが、タイトルはさておき、このサイトは見ていて楽しいです。

特に、個人的には Glue, Athena, EMR, SageMaker あたりを中心に取り組んでいたため、これらの対応サービスもそれぞれ用意されているのがわかるのは嬉しいです。Azure も多彩なサービスがあるので、比較表があることで早めの全体理解が出来ます。

Azure を細かく使っている人からすれば、似たようなサービスだけど全然中身は違うよっていうサービスもあると思います。でもそれらについては今後学習を進めていく過程で理解できればと考えています。一つクラウドを深く使ったことがあると、他のクラウドサービスの把握も早いなあと比較表を見ていて感じました。

Google Cloud Platform については、公式ではないサイトでは様々な比較ページがあるものの、公式なサイトでの比較ページはなさそうに思えます。このあたり、また見つけたら記事にしてみます。


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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