7月3日に Rust LT #6 が開催されまして、僕も発表をしてきました。
この会場にお邪魔するのは約三年ぶりです。前回は WebVR 入門者の会というイベントでお邪魔しました。当時は Re-frame という ClojureScript の React ラッパーと、A-Frame という Mozilla 製の WebVR フレームワークの組み合わせという非常にニッチな分野の話をしました。
当時も Mozilla の話をし、今回も Mozilla の Servo というブラウザエンジンについての発表ということで、なんだか妙な縁を感じます。
さて、今回は Rust の勉強会ということで、Servo は Rust で作られているため、これを自作の Rust プロジェクトに Embed し、あわよくばオリジナルブラウザなんかも作れることを見据えた内容となっております。
スライドはこちら。
スライドには、リンクがいくつかあるのでこちらにも掲載しておきます。
サンプルコード入りのリポジトリ
これももうちょっと README など整備する必要はありそうですが。
スライドにあった参考リンク
- paulrouget/servo-embedding-example: An example of how to embed Servo
- paulrouget/servoshell: A work-in-progress user interface for Servo, built in Rust.
- antoyo/servo-gtk: Servo binding for gtk-rs
- servo/headed_window.rs at master · servo/servo
- servo/windowing.rs at master · servo/servo
- servo/canvas_data.rs at master · servo/servo
まだまだ Servo の Embed については淵にたったくらいの感じなので、今後じっくりと記事など書けたらと思います。
ひとまず、参加いただいたみなさま、そして主催者のみなさま、会場を提供いただいた会社さまありがとうございました。
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。