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iPadOS で ThinkPad キーボードの続報

2019-06-28

前回、iPadOS のパブリックベータを導入して、ThinkPad Bluetooth キーボードを使うということをやってみました。

その時は楽しくて一気にエントリーを書いたのですが、1日ほど使ってみて気づいた点などを書いていきます。パブリックベータであるということを踏まえてご覧ください。あと、iPadOS 導入後 フィードバック というアプリがあるのでこれを使って意見なども伝えていければと思います。

マウスカーソルが遅くなることがある

これはどういう時に起きるのか不明ですが、たまにマウスカーソルの移動が遅くなります。どうもトラックポインタの動きに追従できていないようにみえます。ポインタのかくつきなどと合わせて今後のアップデートを見ていこうと思います。

キーボードが隠れない

iPadOS にしてからも Smart Keyboard Folio は使っています。こちらはちゃんと接続するとキーボードが隠れるのですが、ThinkPad Bluetooth キーボードだと、キーボードが表示されたままになります。これについても他のキーボードを接続してみたりしていろいろ試そうと思っています。

↑こちらは、オンスクリーンキーボードを表示をオフにすることで解決しますね。失礼しました。

ということで、ThinkPad Bluetooth キーボードは可能性を感じさせつつも、今後のアップデートに乞うご期待という感じではあります。その他にも iPadOS にしたことでいろいろと既存のアプリにおいてうまく動かない現象がありました。ちょっとその一部を書いてみますので、導入の参考にしてください。

  • Amazon Prime にてレビューのテキストを展開すると、テキストが表示されない
  • Twitter アプリ上でポートレートモードにてテキストを打とうとすると、キーボードがランドスケープモードのままになる
  • Google Keep にて入力をすると勝手に確定されることがある
  • 文字の白黒の反転がうまくいっていないケースがあって、文字が見にくいことがある
  • Google Chrome にて、たまにスクロールができなくなることがある

とはいえ、細かな使用感を除くと概ね満足の方が勝っており、特に Split View は素晴らしいと思います。


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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