ここ数日、イベントスケッチを書きまくってきました。
その様子は、以下のリンクより確認できますが、さて、これらのイベントスケッチ、何アプリで書いたのでしょうか? というのが今日の話題です。
- AWS Summit Tokyo 2019 Day 1 : 午前のイベントスケッチ
- AWS Summit Tokyo 2019 Day 1 : 午後以降のイベントスケッチ
- AWS Summit Tokyo 2019 Day 2 : 午前の部イベントスケッチ
- AWS Summit Tokyo 2019 Day 2 : 午後の部イベントスケッチ
- AWS Summit Tokyo 2019 Day 3 : 基調講演のイベントスケッチ
- 番外編 : interop 潜入イベントスケッチ
iPad Pro 11 インチで書いているよということはこれまでのイベントスケッチとかにも書いてはきましたが、具体的なアプリ名とその理由については書いてきませんでした。
イベントスケッチを始める前に様々な手書きアプリを試しました。1,000円以上する有料アプリも試しましたし、巷でいいと評判のメモアプリも試しました。結局のところ、僕は iPad に標準で用意されているメモアプリに落ち着いています。
ただ、このメモアプリ、欠点がめちゃくちゃあります。
- ピンチインピンチアウトによる拡大縮小表示が出来ない
- 色のパレット数が少なく、カスタムの色も1色しか保持できない
- 画像として書き出すとき、ある程度のピクセル数以上では書き出せない
- 横方向への拡張ができないので、縦長のメモになる
ただ、それを有り余るほどのシンプルイズベストな部分がプラスに働き、急いで書くときに使いやすいです。
- ペン先のバリエーションが少ないことで、迷わなく、自分の型が決まりやすい
- 標準のメモ帳なため、線の描画が他のアプリに比べてとても滑らか
- iCloud との同期がとてもスムーズ
- 決まった色を中心に使うことになり、色彩的に整いやすい
つまり、イベントスケッチにおいては時間が勝負であるため、ツール上で迷わないという部分が非常にプラスに働いているわけです。逆に何か作品を作ろうとか考えたら標準のメモ帳では物足りないと思います。標準のメモ帳を使い始めると、4色ボールペンという「ちょっとだけ色々できる」ツールがいかにいい落とし所なのかというのが実感できます。
ただ、あまりにも日常的に iPad でメモを取っていたために、日常生活で一部問題が発生しておりまして…。
普段ボールペンなどの筆記用具も持ち歩くのですが、間違った時に思わずボールペンの側面をダブルタップしてしまうのです。(Apple Pen では側面をダブルタップすることで消しゴムツールとペンツールの切り替えができるのです) 何度となくやってしまうので、人前でやったら大変恥ずかしいなあと思いつつ、今日もたまにボールペンの側面をダブルタップしてしまうのでした。
ARTICLES
AUTHOR

原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。