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Web Share API の Level 1 と Level 2 に期待

2019-06-06

先日、こんなアーティクルを書きました。

PC でしかブラウジングをしない人にはピンと来ないかもしれませんが、スマートフォンやタブレットを使っている人なら共感いただけるのではないかと思います。これらの OS では、共有というのはそれぞれのアプリで利用するデータのブリッジとしての働きを持っています。誰かに共有するだけでなく、自分自身の他のアプリにも共有という機能を使うわけです。

PC 版において同様の機能を実現していくには、今後は Web Share API を利用していくことになるのでしょう。
現在、Level 1 がドラフトとして挙がっています。

ただし、ブラウザサポートを見てみると、まだ実用的という状態ではないようです。

Web Share API - Level 1 のサポート状況

コンピューターの利用スタイルがよりクラウドにシフトしていくであろう今後は Chromebook のように、ローカルに巨大なストレージを持たないような端末になっていくのではと考えると、アプリ間のブリッジとしての共有がより使われていくのではないでしょうか。

Web Share API ですが Level 2 についてもドラフトが挙がっています。

現状の変更点については以下に記述があります。

Google Developers のサイトには、以下の記事があり、それによると Chrome 75 にて Web Share API Level 2 のサポートが入るとのことです。

Chrome 75 adds support for the Web Share API - Level 2, making it easy for web apps to share files to other apps using the system provided picker. In the future, you'll also be able to use web apps as a share target.

該当機能の Mozilla の MDN web docs サイトでの解説はこちら。

今後 Web Share API が各標準ブラウザに搭載され、モバイル環境と同等な共有機能がサポートされていくといいなあと思っています。


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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