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WebVR 以降の探索をまたはじめます

2019-05-31

以前 WebVR をベースにした VR アプリケーションフレームワーク React VR に関する記事を HTML5Experts.jp で書いたことがあります。2017 年頃の話です。当時は WebVR 元年だと呼ばれていました。

React VR についての活動は、いろいろと行なっていたのですが、それほどブームは来ず、今に至ります。

その後、WebVR と呼ばれている仕様は 1.1 まで策定されました。現在、仕様は大きく変わり WebXR のドラフトが現在出ています。

WebVR の仕様にも WebXR に置き換わる旨が書かれています。

Development of the WebVR API has halted in favor of being replaced the WebXR Device API. Several browsers will continue to support this version of the API in the meantime.

WebVR よりしばらくして、仕様が変遷していく様子は遠くから眺めていました。なので、WebXR についてはあまり追えていません。

ポイントとして、仕様の名称の変化というのがあります。以前は仕様の名前が WebVR という技術群を示すような総称でしたが、実際の仕様としては VR デバイスへのアクセスのための API でした。そのためなのかは不明ですが WebXR では WebXR Device API という名称になっています。

また、React VR も React 360 と名称を変え進化をしています。こちらも改めてみていこうと思いました。

WebVR ブームはあまり来ませんでしたが、当時は時期が早かったかもしれないと思い直しています。 個人的にまた取り組んでみたいと思い、研究を再開することにしました。

これから、まずは WebXR Device API の仕様をぼちぼち眺めていってみます。
断片的な記事になっていくとは思いますが、興味があれば読んでください。


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    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー

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