Kansock.Industries を立ち上げてからというもの、外で作業することも増えました。お客さんの会社の中で仕事する時は電源を借りることができるので問題はありませんが、外出時の様々な環境で作業する場合はモバイルバッテリーが重要な役割を果たします。
モバイルバッテリーは、皆一つくらいは持っていると思うものの、買い換える機会というのはなかなかないんじゃないでしょうか。壊れたとかであれば別ですが、いつまでもそこそこ使える状態のため、明確な買い替え時期がないのです。
とはいえ、容量が足りないとか入出力のポートが合わないとかになってくると、買い換える時期となります。容量についてはそこまで足りていなくはなかったのですが、使い込んでだいぶへたってきていることもあり、買い換える時期と思っていました。
最大の買い替え理由は、バッテリーの入出力端子が自分の持っているデバイスとマッチしなくなったからです。現在、主力のデバイスは、MacBook 12 インチ、iPad Pro 11 インチ、Xperia Zs となっていて、いずれも USB Type-C なのです。
モバイルバッテリーは、以前はスマートフォンの充電のみとなっていましたが、近年は USB Type-C で充電が可能な PC も増えました。ただ、様々なデバイスを充電するためには、大容量である必要があり、それでは結局重くなって持ち運びが大変になります。ということで、次に買うのは、なかなかの容量を持ち、なおかつコンパクトで、USB Type-C が使えるモバイルバッテリーという選択になります。
USB Type-A の入力ポートがあれば USB Type-C の変換ケーブルを使うことで充電できるのですが、それだと USB Type-A で充電できる充電アダプタを持ち歩く必要があります。その点、入力ポートも USB Type-C であれば、MacBook の充電器をそのまま使うことも出来、軽量化できるというわけです。
そんなことを考えていたところへジャストフィットなバッテリーとして知ることになったのが cheero Power Plus 5 でした。
このバッテリーは、Twitter 上でも話題になっていて、上記の要件を満たしていたので早速購入しました。購入時は ¥2,980 でした。現在は ¥3,200 になっています。本体はこんな感じです。
デジタルインジケーター付きで、残りの容量がわかるようになっています。モバイルバッテリーには、こういう風に数値でわかるタイプのものと、もっと抽象的な LED でわかるものがあります。小さな LED が 5 つくらい並ぶタイプのインジケーターのほうが好みではありますが、わかりやすさという意味では数値型もいいかなと思いました。
iPad Pro 11 インチでは、20% の状態から80% まで充電して、残り 20% でした。大きさ的には雪印バターくらいのサイズで、10000mAh のバッテリーにしては小さいという印象です。アルミの質感もなかなかよく、重厚感があります。
しばらく、こちらをメインで使っていく予定です。
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。