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Rust の Web アプリケーションフレームワーク Rocket プロジェクトを IntelliJ IDEA で開発する

2019-05-08

Rust 製の Web アプリケーションフレームワーク Rocket については、ちょいちょい触りつつ、プロダクトに反映するということをはじめました。

最初のうちは、Visual Studio Code でやっていたのですが、IntelliJ IDEA を使ってみようかということを思い立ち、Rocket プロジェクトを読み込んでみました。

IntelliJ には、公式のプラグインが存在します。公式サイトと機能一覧はこちら。結構機能がサポートされているのがわかると思います。開発を行うには十分でしょう。

また、日本語情報として、紹介記事やヘルプ情報もあります。

CLion ではなく、IDEA を使っていますが、同様に使えています。
プラグインは、設定画面からインストールすることができます。

Rust プラグイン

プラグインを入れて、プロジェクトをインポートすると、Rust アイコンのマークがつきます。もちろん、新規プロジェクトも、IDEA 上で作成することが出来ます。

Rust ディレクトリツリー

また、コードも、補完含めて効きます。ただ、Java ほど細かなサポートがある感じではなく、補完が効かないときや、コードエディタ上はエラーがなくてもコンパイルして実行してみるとエラーになったりすることがありました。

Rust コードエディタ

Rocket の実行は、他の IntelliJ プロジェクトと同様に実行設定をして実行するだけです。CTRL + R を押すとその場で再実行も行えます。
まあ、Rocket のプロジェクトといっても、普通の Rust プロジェクトなので、補完や実行含めて出来ます。

Rust 実行

エラー表示もみやすくていいですね。

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    AUTHOR

    原 一浩 の顔写真

    (はら) 一浩(かずひろ)

    カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表

    1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
    雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。日本バーチャルリアリティ学会正会員。

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