GB Studio というのが Twitter でちょっと話題になっていたので、試してみました。
GB Studio は、オープンソースの GB 向けゲーム作成ツールで、エディタツールは、Electron で作られています。
書き出し形式は、ROM および Web となっており、ネットにてゲームを配信することも可能です。
早速 Hello World してみます。以下のページより、各自 OS 向けのインストールを行います。
僕は Mac ユーザーなので、GB.Studio-darwin-x64-1.0.0.zip
をダウンロードしてインストールしました。
解凍すると、GB Studio.app
というファイルが取り出せるので、これを Applications フォルダに移動します。
ゲームを作るためのドキュメントは充実しており、以下より始めることができます。
今回は、村人に HelloWorld と話させるところまでやってみましょう。あまりにもあっけなく出来るので空き時間に試すのをお勧めします。
エディタを起動したら、再生ボタンを押すだけでゲームを始めることができます。
まずは、起動画面とゲームタイトルをカスタマイズしてみましょう。
起動画面とゲームタイトルは、background というアセットより指定することができます。
Background を作るときの注意点は、以下に記載されています。
ポイントとしては、160 x 144 のサイズで作ることと、パレットをきちんと合わせておくくらいでしょうか。
パレットは以下の 4 色を使い、絵を作成しましょう。
- #071821
- #306850
- #86c06c
- #e0f8cf
ロゴ画面は以下のように「KANSOCK.INDUSTRIES」のロゴを置いてみました。
タイトルは「カンソクエスト」とでもしましょう。
粗いドットと色合いがレトロ感を生み出しており、味わい深いです。
続いて、「Hello World」と村人に話させるようにしていきます。
編集画面にて、村人を選択し、Display Text
に「Hello World」と入力します。
入力が終わったら、早速再生ボタンを押して、実行してみます。
ロゴやタイトルは、それっぽいアニメーションがされて、始まります。
村人に話しかけたら、きちんと「Hello World」と話してくれました。
操作方法については、キーボードショートカットのページを参照しましょう。
以下のような操作方法となります。
- Up - Up Arrow / W
- Down - Down Arrow / S
- Left - Left Arrow / A
- Right - Right Arrow / D
- A - Alt / Z / J
- B - Ctrl / K / X
- Start - Enter
- Select - Shift
すごく簡単ですね!
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原 一浩
カンソクインダストリーズ代表 / グレーティブ合同会社代表
1998年に独立し、同年、ウェブデザイン専門のメールメディア DesignWedgeの発行を開始。Webデザイン業の傍ら、海外のWebデザインに関する情報発信を行う。
雑誌への寄稿多数。主な著書に『はじめてのフロントエンド開発』『プロセスオブウェブデザイン』、『Play framework徹底入門』、『ウェブデザインコーディネートカタログ』など。自社製のWebデザインのクロール&キャプチャシステムvaqumをベースに、様々なリサーチを行っている。Web 検定プロジェクトメンバー。